校長講話「江戸しぐさ」
2025年6月24日 09時38分今朝の全校朝会は、校長講話でした。
みなさんは、「江戸しぐさ」ということばを聞いたことがありますか?お互いに気持ち良く暮らしていくための知恵として生まれたマナーが「江戸しぐさ」です。校長先生が、その中の一部を紹介してくださいました。
「傘かしげ」
雨の日に人とすれ違うとき、お互いが傘を外側にさっと傾け、雨のしずくがかからないようにすることです。昔から日本では、相手のことを気遣って傘をかしげていました。その様子を、6年生がみんなの前で見せてくれました。
「肩引き」
狭い道を歩いていて人とすれ違うとき、ぶつからないようにお互いの左肩を後ろに引くことです。これも、6年生が実演してくれました。
「江戸しぐさ」から学ぶことは、「思い」は見えないけど「思いやり」は目に見えること。「心」は見えないけど、「心づかい」は目に見えることです。
また、中之庄小学校の子どもたちが実践できている「江戸しぐさ」に通ずることも紹介されました。横断歩道を渡った後、止まってくれた運転手さんにするお辞儀。運転手さんだけでなく、それを見ていた見守り隊の方や近所の人たちも嬉しい気持ちになります。6年生の修学旅行での爽やかや挨拶や礼儀正しい行動、マナーのよさにも感心されたそうです。
わたしたちは、いろいろな人たちと関わりながら暮らしています。すべての人が楽しく生きていくことができるように、相手を大切にする行動を取っていきたいですね。